PROFILE
齊藤 哲夫
トラックの運転手として定年まで勤め上げ、退職。しばらくは旅行など好きなことをして過ごしていたが、体がなまると思い2014年よりエル・シー・エスの送迎ドライバーに。
野田 武志
前職ではダンボールをつくる機械を製造する工場にて勤務。定年退職後、再就職先を探すなかでエル・シー・エスの送迎ドライバー募集へ応募。2014年より現職。
もう何年もここで送迎ドライバーをさせてもらっていますが、利用者さんはみんな「ここはええよ」と口をそろえておっしゃいます。
野田そうだね。食事もおいしいし、雰囲気もいいよって。よそでは1日のスケジュールが固定されていたりしますが、ここでは一人ひとりがやりたいことに合わせる。怒って帰られた方は見たことがないです。
たいてい「ありがとう」「たのしかった」と言いながら帰られますね。その気持ちとしてお菓子やジュースなどをくださろうとする方もいます。
野田ご家族の方からも「いつもありがとうございます!」と感謝されます。いつも庭の手入れをしながら外で待ってくれている方もいれば、家族総出でお出迎えしてくださる方もいる。家族模様が見えるのもおもしろいですね。
「ありがとう」の一言のためにやっていると言っても過言ではありません。だからこそ送迎もサービスの一部だというつもりで取り組んでいます。せっかく来ていただくのですから、迎えに行くところから送り届けるところまで楽しくやってほしいですから。
野田最近思うのは「長く勤めることもサービスになる」ということ。利用者さんは認知症をわずらっている方も多いですが、毎日のように伺う私たちの顔は覚えていらっしゃる。迎えに行くと「あ、(あなたで)よかった」と言っていただけることが増えました。
来るたびに違う人だと不安になるからね。いつも同じ顔というのがいいんだね。
野田そう。だから、我々もできるだけ長く続けなきゃいけないね。
齊藤今、この仕事に満足してるから続けたいね。シフトの融通が利くし、体力の負担も少ないですから。
野田もうやめろって言われるまで頑張りますよ(笑)