PROFILE
濱田 恵莉香
新潟出身。北陸の病院で働いた後、夫の転勤に伴い名古屋へ引っ越し、市内の有料老人ホームで勤務。そこで訪問看護を少し経験したことから、利用者さんが自分の家で過ごせることの良さを実感。もっとそのお手伝いがしたいとエル・シー・エスへ。
日高 朝美
前職場の名古屋市内の病院で外来勤務をするうち、「患者さんは、家にいる時どうしているんだろう?」と考えるようになり、訪問看護に興味を持つ。子どもがいるため、夜勤がなく昼間に正社員として働けることにも魅力を感じ、こちらへ転職。
訪問看護に興味があったものの、ご自宅を訪問することは、最初は不安でした。
濱田私もそう。もともと緊張するタイプなので。でも何度か訪問していくと、悩みを話してくれるようになって。最近は利用者さんやご家族と信頼関係が出来きてきたのかなって思います。
慣れてくると、体調以外にもいろんな話をしてくれるようになるよね。趣味や家族の話、時には私の子育ての相談にのってくれることも。前の病院ではそんな深い話を患者さんとする機会はなかったので、すごく新鮮です。
一方で、基本的に一人で訪問するので、自分が責任を持って判断、処置しなくてはいけない…という緊張感もあります。
病院ならすぐできる検査が、自宅だと難しいもんね。
そう…。この前、利用者さんに高い熱が出たときはドキッとしました…。
濱田ああ…あのときね。最終的に搬送するって判断になったんだよね。
日高すごく心配したけど、退院してから一緒に歩行や階段の練習に付き添っているうちに、見る見る元気になっていかれた時は、寄り添うことの大切さを改めて感じました。 それに、訪問先からすぐ各専門のスタッフに相談できる体制は整っているから助かりました。
そう。だから、どんどん経験値を上げていけば落ち着いて対応できるようになると思う。
寄り添うことの大切さは、入職後の研修でもしっかり教えてもらったよね。例えば、「同感」と「共感」は違うということも。
あの研修で学んだことは、訪問看護するにあたって気持ちの部分ですごく役立っているなと思います。
濱田研修も含めて、職場環境や人間関係も恵まれている部分も多いよね。
日高そうだね。ちゃんと意見を言い合えるし、変にぶつかることはない。スタッフ同士のコミュニケーションが自然ととれているからこそだと思う。一人ひとりが受け持ちの患者さんを持つわけじゃないから、申し送りや気遣いはすっごく大事。
濱田翌日出勤の人に一声かけるだけで全然違うもんね。協力し合える雰囲気ができていて、いつも助かってます。