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【ライフケア久方】開設7周年記念!桂平治師匠寄席
2010.9.28
【ライフケア久方】9月行事
ついこの前まで暑かったのが嘘のように、涼しくなりましたね。ライフケア久方の壁画も、ぶどう・さつまいもなど、ご利用者様手作りのクラフトアートで飾られ、秋の訪れを感じさせてくれます。
さてこの度、当施設は7年目を迎えることができました!これも施設を利用していただいているご利用者様やご家族の皆さまのおかげです。
という事で今回は、先日9月16日に行いました、7周年記念行事の落語家 「桂平治師匠 独奏会」の模様をお伝えします。
【落語前の様子:福祉事業本部長 東より、ご挨拶】
胡座を作り、落語会場のできあがりです。一般の方、ライフケア山根のご利用者様にも来て頂き、開演前には満席に。寄席を始める前に、福祉事業本部長の東よりご挨拶と、桂平治師匠の簡単な紹介です。
桂師匠の登場に出囃子(でばやし)を流しまして、寄席がいよいよスタートです♪
【 落語家 桂平治師匠 】
最初はこの日の雨模様にちなんだお話からで、
「ここだけの話、雨の日の方が体の調子がいいんです。
というのは、僕は痔なんです。雨降って痔(地)固まるなんてね!」
と笑わせて頂き、皆さんの心をいっきに掴まれました★
駄洒落を交ぜながら、日常のお話、健康のお話、そして離婚・結婚のお話へ。
【 結婚式にまつわる落語:高砂や 】
結婚式の仲人を頼まれた八五郎は、仲人として「お祝で「高砂や」を歌わなくちゃ」と教わる。
歌には疎い八五郎は、下はご親類の方にまかせようと、
節が似ていると言うので、豆腐屋の売り声で歌いだしを練習する。
さて、結婚式で高砂やは成功するのでしょうか…?
手を口元によせくすくす笑われている方、豪快に口を開け笑われる方……皆さまそれぞれに、とても良い笑顔で明るい笑い声が響き、暖かい雰囲気となりました。そして、続けてもう1つ落語です。
【 落語:佐野山 】
時は江戸時代、佐野山は決して強くはありませんでしたが、親孝行者で有名な人気な力士でした。
しかし、母親が病気を患い医療費に追われお金が無く、満足な食事もできず負けっぱなしの佐野山。
その話を聞いた横綱の谷風は、佐野山との相撲に負けようと八百長を企むのですが…
2人の勝敗の行方はどうなるのでしょうか?
【落語中の様子:フォトギャラリー】 *画像をクリックすると拡大します。
扇子やてぬぐいを巧みに使いながら、身振り手振りで表現をされる姿は、さすがお話のプロ!情景が浮かび上がるようです。表情、声の質・大きさを変えながら、登場人物を生き生きと演じられるので、胡座には何人もの人がいるように感じました。
終わった後は、皆さま笑顔で大きな拍手です。
普段なかなかを聞くことのできない、生の落語。
お話に引き込まれるように、夢中になって楽しまれていたように思います。
生ならではの迫力もある、桂師匠の寄席の時間を楽しんでいただけたのではないでしょうか。
【 桂平治師匠にお話を伺いました 】
毎年お世話になり、もう5年になります。
胡座、客席が明るく皆さんの顔がよく見れてやりやすいです。
会を重ねるごとに、自然に笑ってくれるようになり嬉しいですね。
皆さんで顔を合わせる。それだけでも良いので、
積極的に何でも参加して、こちらの施設に来られたらいいと思います。
毎年、たくさんの笑顔を運んでくださる桂平治師匠。
楽しい寄席の時間をありがとうございました。
笑いは健康の良薬
「笑う門には福来たる」ということわざがあるように、
実際に、笑うことにより、ストレスの緩和はもちろん、病気に対する免疫力の向上や、自律神経の安定を助けてくれる効果…など、日常の「笑い」による健康面への効果は医学的にも実証されてきています。
人間には、泣いたり怒ったり笑ったり、喜怒哀楽色々な感情がありますが、最近では、笑顔、つまり「相手が幸せか、幸せでないか」を読み取る能力は最後まで衰えないことがわかってきました。
心や体になにか問題を抱えている時には、なかなか心の底から笑えないもの。しかし怒っているより笑っているほうが、自分にとっても、相手にとっても、いいことがありそうだ。というのは分かる気がしますね。
「お腹をかかえて笑えるのは人間だけ」・・・それならば、できるだけいつも笑顔で。そして、どんな人にも同じ心で接し、同じ心を共有して理解することが必要不可欠なのではないでしょうか。
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今回は、ライフケア7周年記念イベントの寄席の模様をお伝えさせていただきました。
今後とも皆さまどうぞよろしくお願いいたします。