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みなさまの、ちから
2020.12.14
外の景色は、秋から冬へ・・・
すっかり寒さが身に染みる毎日となりました。
皆様が自宅での生活を続けていくために、
私達は何のお手伝いができるのか。
いつも考えます。
調理する機会、ご自宅では少なくなっているかと思います。
主婦として、かつても、今現在も、
頑張ってこられた女性の方はたくさん見えます。
母親が料理をするとき。
台所で立っている後ろ姿を眺めていたのを思い出します。
皆様、調理するとなると、自然と立ち上がるものです。
この時に、私達は特別な支援をする必要はありません。
皆様、人生の大先輩。
教えて頂くことばかりです。
リンゴの皮をむき、小さくそれを切る。
包丁使いはお手のもの。
「 りんごはこうやって切ると簡単よ 」
「 私これやるから、おたく、これお願いできる? 」
お互い助け合いながら役割分担して
調理を進めてくださいます。
「 こんな感じでいいのかしらね 」
相談し合って決められていきます。
「 蒸し器を使ってやる方が良さそうね 」
話し合いの上、最終段階も決まり・・・。
「 できた! 」
「 私も食べていいの? 」
「 みんなの分を作ったからいいのよ 」
その日のおやつは大好評。
あまり作り慣れないものでも、
経験がものを言う、とは、こういうことでしょうか?
調理をしばらくされていない方でも、
月日は経っていても、腕は覚えている。
調理の機会は、私達スタッフも
ご利用者様から教えて頂く事がとても多いです。
ご家族様に包丁を使われていたお話をすると
「 えー、まだ使えたんですね。
さすがお母さん!
昔、よくおやつを手作りしてくれました 」
こんなお話を伺えると、
ご利用者様の当時のご様子が目に浮かびます。
よく、リハビリが大切と言いますが、
これに勝るリハビリなんてないのでは?と思えてしまいます。
今年も残すところ、あとわずか。
まだまだ至らない私達ですが、
ご利用者様皆様に負けないよう、
一生懸命考えて、悩んで、
来年も頑張りたいと思います。
よろしくお願い致します。
小規模多機能ホーム ライフケア岩倉
服部 めぐみ