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まぁじき春だがね。
2019.3.13
季節の移りゆくのは早いもので、
吹きすぎる心地よい風、沿道に咲きほころぶ花が、
春のおとずれを感じさせてくれます。
「よっコラショ、ここに座ろうか」
「ほんと暖かくなったね」
一つ山、相生の付近の沿道に植えられているコブシの枝には、
いっぱいの銀色の蕾をつけています。
それを観ると、この木の名前を教えてくれた樹木医の利用者さん夫婦のことが想い起こされます。
グループホームのみなさん、二月の初めは豆まきに興じられ、
一年の無病息を祈願されました。
外に向かって
「鬼は外!福は内!」と元気な声を張り上げながら、
豆を優しく投げていらっしゃいました。
三月には、雛飾りを出して雛祭りの雰囲気を味わいました。
「私たちが子供の時分はねぇ、戦争中だったからねぇ、
どこの家でも雛祭りなんてしてる家はなかったよぉ」
「現代はいいねぇ、こいだけの(豪華な)もんをねぇ、
出して見せてまえるんだからねぇ」
「平和に感謝せにゃあ、バチが当たるねぇ」
「軍隊に行ったお爺さんたちのおかげだねぇ」
と話していらっしゃいました。
「元気かね」
「ええ」
「ほんとそりゃよかった」
利用者様同士ほっこりする場面に遭遇しました。
グループホームならでは長年の関係性を伺うことが
できました。
また一つ、ご利用者様お一人お一人、そしてスタッフ一人一人にとっても、
この季節になると色々と想い起こされる、記憶となりました。
これからもグループホームでの暮らしを通して、
ご利用者様同士の絆を深めていけるよう頂けるよう
日々の取り組んで参ります。
グループホーム ライフケア一つ山
浅井陽平