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実りの多き秋
2018.10.22
天高く馬肥ゆる秋
秋は不思議と外に出かけて行きたくなりますね。
気持ちのいい秋空の下、お散歩かえりに、外の掲示板をご覧になってみえました。
「今月、こんなにいろんな行事がやってるんだなぁ」
”もしよかったら、何かチャレンジしてみませんか?”
「興味はあるんだけどやったことがないから。僕にできるかなぁ」
ライフケア久方さんに行って”竹かご編み”にチャレンジすることになりました。
”こんな風に編んで行くんですよ”
「これは、なかなか骨が折れる」
”少しずつ、少しずつ進めて下されば、いいんですよ”
仲秋の名月
グループホームのみなさんは、おはぎを作って、仲秋節のお祝いをしました。
”お家でこんなふうにお団子作ったりしましたか?”
「せえへなんだ」
「でもねぇ、家が米屋だったもんでねぇ、お正月に餅は作ったよ」
「ぺったん、ぺったん、餅つきしましょう」
ご飯をすりこぎでつぶしたら、丸めてお団子にしていきます。
こちらは、あんこをつけていきましょう。
こちらは、きなこを。
「きれいにできたねぇ!」
「食べるのが、もったいないみたいだねぇ。」
みなさんで、テーブルにススキをかざって、お月見団子をいただきました。
「風流ね」
また、”わらじ作り”にもチャレンジされています。
”今日はみなさんで”布わらじ”を作っていきたいと思います”
「まぁ、かわいいわね」
「これ、はいてみたいわ」
”では、布を同じ幅に切って行くところをお願いします”
”その布を縫って行くところをお願いします”
「わたしは女学校で、和裁も洋裁も習ったでね」
「すごいわねぇ」
「わたしは縫物が大好き。こういうの見てるだけで楽しくなっちゃう」
「まち針で留めていくのね」
「返し縫い?」
「綿をつめるのね。丈夫にしないといけないのね。」
みなさん嫁入り修行で和裁・洋裁を学んだとおっしゃっていました。
今月もいろんな制作に取り組まれたグループホームのみなさんでした。
”僕は90から囲碁を覚えたんだよ。いつからでも始められるもんだよ。やる気さえあればね。”
訪問先の98歳になるご利用者さまが、そう話して下さいました。
ご本人からの”やってみたい”意欲を引き出して、
新たな事に取り組む中で、充実した時を感じて頂き、
それを明日の活力につなげて頂けることが、
私たちスタッフにとっての喜びでもあります。
みなさまにおかれましても実りの多い秋となりますことを願っております。
グループホーム ライフケア一つ山
浅井陽平