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雪だるま花子の「冬物語」
2016.2.22
1月20日
暖冬の今冬でありますが、今期初の積雪が名古屋にも訪れました。
僅か5cmの積雪でも、名古屋は大騒ぎです。
申し遅れました。
私の名前は、雪だるま花子と申します。
2年前のライフケア岩倉のブログに登場した
雪だるま太郎と次郎の妹です。
私の思いもお兄ちゃんと一緒です。
身体は雪で出来ているから、とっても冷たいけれど
私の姿を見て
「季節を感じて貰ったり」
「私にまつわる想い出を思い出したり、話して欲しい」
と言う温かい気持ちが、私の中にいっぱい詰まっています。
利用者様と言う人達が私に気が付いてくれるのを、今日はここでじっと待っています。
私、とってもオシャマさんなんです。
『あらまあ、可愛い』
『あんな所で待っててくれてるねえ』
利用者様と言う方達が、私を見つけてくれました。
何の話をしてくれるのか、ドキドキします。
『皆、見て見て!誰か、雪だるま作ってるよ』
「あら本当。私達も作ろうか?」
『寒いで、私は嫌やよ』
「子供の頃はそんなの気にならなかったのにね」
色々な話を皆様が聞かせてくれます。
『雪だるまを見ると、私の大好きだった兄を思い出すの。
その兄はね、大東亜戦争で兵隊に行っちゃって亡くなったんだけど、
兵隊に行く前の冬に、一緒に雪だるま作ったんです。
あの頃は私もまだ小さかったから、来年の冬も一緒に雪だるまを作れると
思ってたけど、もう一緒に過ごせる冬は二度と来なくてね。
遅いけど、もっと兄と居る時間を大事にすれば良かったと思ったんです。
それからは人様と何かしら関わる時は、これがこの人との最後のつもりで
関わるようにしてるの。
私は、兄と雪だるまに大事な事を教えて貰ったんですよ』
涙が出て来て、私が溶け始めました。
まさに一期一会の精神です。
きっとお兄さんも、空の上から微笑んでくれているのではないでしょうか。
そんな私も溶け始めて、時間が無くなってきたようです。
冬の期間だけの一期一会。
雪だるま兄弟は、雪の降る日にまた現れます。
それではまたお会いしましょう。
<追伸>
サザンカがトレードマークの「雪だるま太郎お兄ちゃん」は
今年もライフケア岩倉に現れたようです。
右側で溶けてるのが「雪だるま次郎お兄ちゃん」。
雪の降る日に逢いにきてくださいね。