６月の岩倉市の広報の１ページに

‘’戦争の悲惨さや平和の尊さを後世に伝える為

岩倉市では平和記念事業に取り組んでいます。

平和への願いが込められた折り鶴を募集しています‘’

という内容が掲載されてました。

 

広報をご覧になられたご利用者様が

「これ、ここのデイで出来ないかなぁ？」と提案して下さった事をきっかけに

デイサービス  ライフケア岩倉で参加させて頂く事になりました。

 

 

きちんと皆様に、岩倉市での取り組みである事や

折った千羽鶴は８月６日に広島市開催される広島原爆死没者慰霊式並びに平和記念式の際に

小中学生平和記念派遣団によって慰霊碑に捧げられるものであることをご説明させて頂きました。

 

 

「千羽は無理でも、一人で折るよりはたくさんになるよね」

 

 

 

 

 

「鶴って意外と難しいのよねー」

 

 

 

「鶴なんて折るの、何十年ぶりだろう？」

「折り方これであってる？」

 

 

 

 

「ちょっとここ、教えて。どういう風だった？」

「あぁ。あってるよ。」

 

３週間ほどかけて、皆様でコツコツと鶴を折られ・・・全部で２００羽折ることが出来ました。

 

「広島に届けるのなら糸を通しておいた方がいいね」

 

 

 

 

 

 

 

「何個ずつ通すの？」

「鶴のお尻から針を入れればいいね・・・なんかかわいそう」

「色のバランスも考えなきゃ駄目だわね」

 

針で丁寧に糸を通していきます。

 

そして・・・

 

 

 

 

千羽鶴ではないですが、ご利用者様の平和への願いがこもった

２００羽鶴が完成しました。

 

「１つ１つに皆の願いがこもっているね」

「なんか、こういうのいいよね」

「こんなことぐらいならまだ役に立てる」

出来上がった折り鶴を眺めるご利用者様の表情が凛々しく見えました。

 

 

この千羽鶴作りは

ご利用者様の想いから始まり、

皆で考え、自主的に進んでいきました。

まさに、デイサービス　ライフケア岩倉が大切にしている

自立支援のサービスの形だと改めて感じる機会となりました。

 

 

 

この折り鶴は７月５日に市役所へ届けました。

ご利用者様の気持ちをのせて無事に広島に届きます様に・・・

 

 

 

 

 

デイサービス　ライフケア岩倉

木村　鮎美