２月に入り、周りの梅がちらちらと咲き始めてきました。

ちゃんと季節を覚えているんですね。

毎月、小規模多機能ホームライフケア山根では、

お花の先生をお呼びして季節のお花を心の赴くままに生けています。

今月は「は～るよ来い、は～やく来い」と願いを込めてチューリップとかすみ草を選びました。

 

 

「入れ物に合わせて切っていきますね。」

「先生！赤と白でおめでたいわね！」

 

 

 

「これはね、お豆腐のカップよ、

この日の為にお豆腐いっぱい食べちゃったわ。」

「このカップに合わせてオアシス切っていくからね。」

 

 

「まずは葉っぱね、あまり大きくない方が

バランスも良さそうだしかわいいわね。」

「そうね、１枚にする？２枚にする？」

 

 

「やっぱり真ん中かしら。」

「そうね、あとあんまり高くしない方がいいわね。」

「このチューリップ、開いたら素敵ね。」

 

 

「わしも昔やっとったことがあるでね、

あまりたくさん入れん方がいいな。」

「このチューリップの周りにかすみ草を

生けていってね。」

 

 

「私も手伝います。

かすみ草はこれくらいでいいですか？」

 

 

じゃ～ん完成です！

テーマをつけるなら何ですか？

「春の装いかしら！」

「私は春のにぎわいね！」

 

みなさんご自分の作品を持って帰られ、自宅に飾られます。

生け花は、季節を感じ、その花の美しさを楽しみ

そしてその花や季節にまつわる懐かしい思い出がよみがえります。

それぞれの生け方が、それぞれの思い出の形になっているのかもしれませんね。

 

小規模多機能ホーム　ライフケア山根　　濱口　鯉央