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昭和のお母さん
2018.8.16
デイサービス ライフケア天白公園です。
あまりにも暑い日が続いていますが、皆様、体調はいかがでしょうか?
体調維持の為に大事な事と言えば、毎日の食事。
毎日の食事と言えば、台所に立つお母さんを連想する方も居るのではないでしょうか?
ライフケア天白公園では「もう一品のおかず」と題して、自宅の食卓に追加の一品を作って頂ける様にレシピと材料を用意しています。
基本的に調理は『台所に立って』、最初から最後の工程まで『自身で作って』頂いています。
介護事業所の調理でありがちな『集団で手分けして』『テーブル席で座って』行う調理とは全く異なります。
なぜならば、最終的な目的は「自宅の食卓の追加の一品」です。
自宅で調理ができないと意味がありません。
「自信を持ってやれていた事が少しづつ少なくなっていく・・」
でも、ほんの少しだけ何かを手助けをしてくれれば、自信を持ってやれていたあの頃に戻る事ができる・・
そんな想いを具体化できる様に構想に数年を掛け、何気ない様々な工夫を随所に込めています。
<調理をやるのは台所>
長年、家族の調理を担って来られたお母さん。
調理は、長テーブルの横に集団で取り囲む様に行ってはいません。
また、椅子に座って調理はしていません。
何気な事ではありますが、『台所に立つ』と言う行為自体が物凄く重要です。
「そんな長時間、立てる訳が無い」と思われるかもしれません。
立てないとか、ふらついて危ないとか言う前にやる事がありませんか?
そう、やる気になったお年寄りが本気を出すとこうなります。
「あの時の自分」を目標にしたお年寄りは、我々の想像を凌駕します。
1時間の調理も苦も無く行える様になりました。
ご家庭の定番や
ちょっと小腹を満たすもの
ひ孫に振舞うおやつまで
「じいじがお腹空かせとるといかんでね」と、今日も頑張る。
「今夜はコレで婿につまみ作ったげよかね」と笑ったり
「もう少し、母の味を息子に味あわせてあげられそうだわ」と話される。
そんな、昭和のお母さんをライフケア天白公園は心から応援します。