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秋の吐息
2013.11.30
積雲・鰯雲といった秋特有の雲の群れと、青さを増した上に高く見えるようになった空。
肌寒さと共に、冬の足音が聞こえる様です。
そんな季節を感じさせる風景に、ライフケア岩倉の景色も様変わりしました。
桜並木の五条川も、すっかり秋模様です。
「ちょっと前まで暑くて堪らなかったのにね。」
「そうそう、あっという間だよね。」
と、テラスから、そんな会話が聞こえてきます。
せっかくの秋の景色を遠くから眺めていても季節を感じられません。
そこで…。 散歩を兼ねて、周辺の景色を楽しむことになりました。
「あっ、いつものおばあちゃんだぁ!」と子供達から声をかけてくれます。
「こんにちは。今日はどこかに行くの?」
と、手を振りあいながらのご挨拶。
「今日はね、ちょっと五条川を見に行くの。」
「じゃあ、僕達と一緒だね。」
「春の桜もキレイだけど、秋の桜も良いもんだわな。」
「私が岩倉に嫁いで来た時は、まだ桜は植わってなかったんよ。」
と、秋を感じて頂いたり、若かりし頃の思い出を話して下さいました。
「あの頃の五条川には何もなくて、名所を作るっていって皆で桜を植えたんじゃ。」
「岩倉の若い者、総出で植えた桜が、今ではこんなに立派になった。」
と、岩倉の歴史を熱く語って下さいます。
犬の散歩に来た近所の方ともご挨拶。
「可愛いねえ」
と、頭を撫でながら
「昔から犬が大好きで、7匹飼ってた事もあるんよ。」
木枯らしの中…。
皆様の感じる≪秋≫は、様々です。
人生を重ねた分だけ沢山の秋が存在し、それを語って下さる皆様に、
秋を感じた日となりました。