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6月25日 防災訓練
2013.7.12
梅雨時期になり湿気の多い日が続く毎日ですが、如何過ごしでしょうか。
梅雨と言えば、夏至を中心とした20日前後の雨季を指すものですが、世界中でも一部のアジア諸国しか存在しない希少な季節でもあります。
旧暦では五月(さつき)頃にあたるので「五月雨」と書いて「さみだれ」と言い、五月晴(さつきばれ)は、この五月雨(梅雨)の間の晴れ間を指します。
ジメジメとした梅雨を、風流に仕立てる昔の方々の思考に頭が下がる思いです。
水と言えば『火』と言う訳ではありませんが、6月25日に防災訓練を行いました。
防災訓練の開始は、大音量のサイレンと共に
「2Fの事務所から火が出ました。直ちに避難して下さい」
と、避難勧告ガイダンスが流れます。
「おお、始まったね。避難しないかん」「何が始まった?」「火事だって!」
と、本番さながらに避難訓練される方や、
「大丈夫、大丈夫。コレ、嘘もの(訓練)だで。そんな慌てんでもええわ」
と笑う方の2通りが殆どでした。
「本当の火事だったら、焼かれてしまいますよ」
と伝えると
『大丈夫。アンタ達(介護職員)が助けてくれるで』
と、笑いながら話される。
「その時は順番待ちになるかもしれませんけど、待って下さいますか?」
と伺うと
『そらいかん。何があってもいかんで、やっぱ(訓練)やっとった方がええな・・』
と、お話しする中から訓練に真面目に参加される方も御座いました。
防災業者の指導の元、職員だけではなく利用者様にも、実際に消火器を使った訓練を行って頂きました。
「家にずっとあるけど、使った事無いし使い方も知らんかった」
と笑われる利用者様。
消火器(実際の薬物ではなく、練習用の水が入っています)を使って、実際に消火してみます。
「あれ・・もうおしまい?」
数秒で放射が終わって、ビックリされています。
使った事のある方ならご存知だと思いますが、物によりますが消火器の実際放射は10~20秒程度。
一度放射を開始したら、出終わるまで止まりませんので的確な消火が必須です。
最初は何かの観覧行事への参加気分でおられた利用者様も、最後は真剣そのもの。
「まあ、何かおきたら対処しないかんのは当然だけど、一番大事なのはそれが起きない様にしとく事だな」
と、利用者様。
まさに仰る通りだと思います。
今後も、防災意識を高く持ち、事故防止は勿論、対策にも重点を置いて参ります。
ご参加・ご協力頂きました利用者様、指導して頂きました防災業者の皆様、有難うございました。