これから住まうことに着目した
介護サービス事業が運営するあんしん住宅

リバーステージ岩倉

年別一覧: 2014年

2014.07.15 Tue

たなばた飾り

暑中お見舞い申し上げます。

50年に一度という台風が過ぎ去り、毎日暑い日が続いています。

皆さまいかがお過ごしでしょうか。

7月7日は、七夕でしたね。

 

6月の終わりごろから、玄関に笹を設置しました。

昨年は、小さい笹でしたので、今年は大きめの笹を準備しました。

「あらあ、今年は大きいから、飾りがたくさん要るわねえ。」

「大変だよ~」「本当だわ~」

ということで、ご入居者の皆さまに七夕飾り作りのご協力をお願いしてみました。

 

夕食のあとの団らんには、おひとりおひとりが短冊に願いを書いてくださいました。

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「なんて書こうかしら」

「どんなことでも…。お願い事は、ありますか?」

「そうねえ・・・あっ!」

みなさまの短冊には、<世界平和><みんなが健康に暮らせますように>

ご自身のお願い事よりも社会全体に関することが多かったようです。

中には<○○君に早くお嫁さんが来ますように>と独身男性スタッフの

心配をしてくださる短冊もありました。

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「どんな飾りがいいですかねえ」

「華やかなのが、いいわね」

「何かありますか」

「今は、いろんな飾りがあるんだね」

「私は、鶴なら得意よ」

「鶴もお願いします」

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「何作ってるの?」

「七夕飾りを作っているんですよ」

「一緒にいかがですか?」

「そうだねえ」

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少しずつ参加してくださるメンバーが増えていきました。

「そろそろ、飾ってみる?」

「そうね。飾りましょう」

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「どのへんがいいかなあ」

「たくさん作ったと思ったけど、まだ寂しいね」

「そうだね。また作らないといかんね」

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「わあ、ずいぶん立派になりましたよ」

「華やかでいいわね。」

「玄関が明るくなったわ」

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皆さまのご協力のおかげで、素敵な笹飾りが

できあがりました。

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ありがとうございました。

「こちらこそ、ありがとう。楽しかったわ」

「また、来年も作りましょう!!」

ぜひ、お願いします。

 

ところで、彦星と織姫は、今年はデートを楽しむことが

できたのでしょうか?

 

皆さま、熱中症にはくれぐれもお気を付けくださいね。

こまめな水分補給をお忘れなく!

2014.06.16 Mon

お楽しみ

6月になり、一年の半分が過ぎようとしています。

今年は、梅雨に入るのが、例年よりほんの少し

早かったようですが、岩倉市周辺では、お天気のいい日が

今のところは、多いようです。

 

入居者様がお食事をされるダイニングのテーブルには

三角柱の形をした卓上カレンダーが置いてあります。

それぞれの面には、<今月のうた> <今月生まれの有名人>

そして <漢字 クイズ> が書かれています。

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毎月、問題が変わるのですが、

これが、なかなかの難題です。

「これ、なんて読むの?わかる?」

「一問目は解かるよ。でもニ問目はわからんね」

「見当もつかんね。6月のさかなって書いてあるよ」

「難しいねえ」

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お友達同士やご夫婦で相談したり、

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辞書や図鑑で調べたりと

熱心に取り組まれます。

 

これは、こうやって読むんだって」

「ほお。回答を記入しないといかんな」

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「そんな手で書けるの?」

右肩を骨折されているので、左手で挑戦してみます

「書いてみるわ」

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「こんでいいかなあ。読めるか?」

「なんとか読めるよ」

「じゃあ、これを出しとくわ。 当たりますように! 」

 

そうなんです。

全事業所のクイズの正解者の中から、

抽選で五名様に記念品が当たります。

「何回出しても、当たらんわあ」

「私、当たったことあるよ」

「何回でも、当たるとうれしいよね」

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先月、当選された方は、

「何がもらえたのかしら?楽しみだわ」

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「わあ、ありがとう。こういうのが欲しかったの。

また、がんばって、クイズの答えを出すね」

 

みなさまにとって、月替わりがお楽しみに

なりますように。

2014.05.12 Mon

端午の節句

風薫る5月になりました。

五条川の桜並木も新緑がまぶしいくらいです。

川のほとりをウォーキングをしているご近所の方たちの数も

少し多くなったようです。

5月5日は端午の節句です。

リバーステージ岩倉でも

端午の節句をお祝いしました。

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テーブルに飾り付けをしていたら

通りかかった小規模の利用者様が、

「これは、何?」と

立ち止まります。

「今日は、お節句なので、演出してみました」

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「へえ、今日は端午の節句か」

和紙で折ったかぶとに香り菖蒲も添えました。

「あっ、こんなところにも」

お品書きの色紙にも、デイサービスの利用者様に

作って頂いた小さなかぶとをつけました。

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「今日は、いつもと違う雰囲気だわ」

「お節句だって」

「そうだった。今日は5月5日でした」

普段は、それぞれのお席に着いてお食事されますが

入居者様の提案で、季節のメニューの時には

皆様一つのテーブルに集まります。

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メニューは、

黄飯・てんぷら・筑前煮・すまし汁・フルーツ

黄飯は、尾張地方の一部では、端午の節句に食べる

慣わしがあるそうです。

特に初節句には、お祝いのお返しに重箱に詰めて

配るのだそうです。

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「知らなかったわ。初めて食べるんじゃないかしら」

「この間、テレビでやってたわ」

「どこかで食べたような気がするんだけど、

どこだったかしら。

忘れちゃったわ。ハハハ・・・」

くちなしの実で色つけた黄色には、厄除けや邪気払いの

黒豆には、健康で暮らせますようにと願いが込められています。

「じゃあ、今年一年は健康に暮らせるわね」

「本当だ。味わって食べなくちゃ」

 

テーブルの片隅に折り紙を置きました。

「これ、使っていいの?」

「はい。もちろんです。何を折られますか?」

「そりゃあ、今日は<かぶと>でしょう。」

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「結構、覚えているもんだわねえ」

「子供のころには、よく折ったものだわ」

「かぶとは、新聞紙で作って、頭にかぶった覚えがあるわ」

「やった、やった」「私もかぶったわ」

新聞紙を持ってきましょうか?

「そこまでしなくてもいいわあ。ハハハ」

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「あれ、これからどうするんだったかしら?」

「そこはねえ・・・」

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「なるほど!そっかそっか。ありがとう」

「もう少しで、完成よ」

「やってみるわ」

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たくさんのかぶとが出来上がりました。

「折角だから、飾っといてね~」

 

皆様の健康を願って、もうしばらく飾らせていただきます。

2014.04.22 Tue

さくらと寅さん

今年も五条川の桜が、見事な花を咲かせてくれました。

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今年は、開花してから寒の戻りや曇りの日が続いたりしたので

いつもに比べて長い期間さくらを楽しむことができました。

4月10日(木)

花と葉っぱが同じくらいになって、今年はこれで見納めでしょうか。

今日は皆さまのお待ちかねの映画鑑賞会開催日です。

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ひと月前よりポスターを貼り、お知らせしていたので

皆様とても楽しみにして下さいました。

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立て看板

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チケット

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映画と言えば、ポップコーン

本当の映画館に近づけるための準備は万端です。

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皆様、人情味あふれる寅さんが大好きな様子が

<涙>あり<笑い>ありの表情からよくわかります。

「日ごろから、寅さんのような人柄にならんといかんなあって

思っているんだけど、なかなか難しいわ」

皆様の笑いを誘います。

「寅さんは、憎めんもんね」

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小規模の利用者様が散歩の帰り道に

立ち寄ってくださいました。

「私、寅さん大好きよ」

「昔、よく見ましたよ」

「ぜひ、また一緒に見ましょう」

「そうそう。大勢で見ると楽しいよ」

入居者様がお誘いをしてくださいました。

今年の桜の花は、散ってしまって、さみしいですが

次回の映画鑑賞会は、楽しくなりそうです。

みなさま、お楽しみに!!

 

2014.03.17 Mon

継続は力なり。

3月に入り、暖かい日と寒い日を行ったり来たり、

繰り返してはいますが、日差しは強くなってきて

季節は、確実に春へと向かっています。

五条川の桜の木も、春を待ちわびていることでしょう。

ところで、時はさかのぼりますが、

今年のお正月の書初めの日に、参加された入居者様から

「来年の書き初めのために、お習字の練習がしたいから

これからも習字を書く機会を作ってね」というご希望がありました。

そこで、3月13日(木)ダイニングにて、書道の会を開きました。

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書道経験者の方はもちろん、日ごろ筆を持つことなんてないからと

躊躇されていた方も「気晴らしになるかしら」と参加されました。

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奥さまは、「私は字が下手だから、習字は書けないけど」とおっしゃって

ご主人のために、墨をすられます。

その間に、ご主人は「今日は、どれを書こうかなあ」とお手本を選ばれます。

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「春にちなんだ、字がたくさんあるな。」

「この字は、筆使いが・・・」

「ひらがなは、簡単に見えるど、書いてみると案外難しいよ」

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日ごろの膝の痛みも忘れて、立って書き始められました。

「腰かけなくて、大丈夫ですか?」職員の声かけにも

「腰かけてなんて、書きにくいわ」

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奥さまが、そっと寄り添い、ご主人が書くところを見守ります。

「ちょっと、ここが曲がっちゃったね」

「そうだな」

「バランスが良くないわ」

「この字は、いかんなあ。難しい」

「何回も書けばいいじゃない」

「書くよ~」

お若いころは、こうしてお習字をされていたのでしょうか。

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「筆の持ち方も忘れてしまったわ。小学校で書いた以来だから」

「筆使いの練習から、やらなくちゃ」

何度も何度も筆の運びの練習をされました。

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「そろそろ、字を書いてみようかな」

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丁寧に丁寧に「桜」という字を書き始められました。

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「かっちり書くのもいいけれど、ここの部分を流れるように筆を運ぶと

字が生きてくるよ。それと、線も太いところと細いところを

      はっきりさせるといいよ。

    「なるほど。字が生きてくるって、いい表現ですね」

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最後に<お疲れさまでした>とお茶を飲んで、一息つきました。

「どうして、墨汁があるのに、墨をするんですか?」

受付スタッフの問いかけに

   「昔は墨汁なんてなかったの!!」

「それに、お習字を書く前に、墨をすって、心を落ち着かせたんだよ」

「そうなんですか?知らなかったです」

「書道っていうくらいだから、精神修行の部分もあるんじゃない」

「え?精神修行?」

「書道のどうは、道っていう漢字でしょ」

「言われてみれば、そうですね」

「若いなあ。ハハハ」

「だから、上手い下手ではなくて、続けることが大事なんだよ。」

「また、開いてね」

継続は力なり

来年のお正月の書初めを、目指ていきしょう。

 

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