時が経つのも早いもので、１２月になりました。

師走と聞くだけで、なんとなく気ぜわしく感じるものです。

町並みは、色づいた木々の葉っぱが落ち、冬へと様変わりしているようです。

寒さの中に、家々のイルミネーションが温かく感じられませんか？

 

そんな中、リバーステージ岩倉では、クリスマスに向けて

入居者様がカラフルリース作りに挑戦されました。

フェルト生地を段ボールで作った台紙に貼りつけていきます。

見本をみて

「これを作るんですって。出来るかしら？」

「貼っていくだけなんでしょ。大丈夫でしょう」

ご夫婦で参加してくださいました。

ご主人様は手芸初体験です。

初めは、膨らみを出すために、台紙に接着芯を貼りつけ

次にフェルト生地をその上から重ねて貼っていきます。

「色の順番をどうしようかしら。」

「重なり具合も考えていかないと、後から生地が足りなくなっては

いかんでね」貼りつける前に、念入りに考えます。

「なかなか難しいなあ。上手くいかん」

「こうするといいよ」

手芸がお好きな奥さまが、ご主人様にアドバイスをされています。

「そおっかあ。案外難しいぞ」こちらのご主人様も

「男がこんなもん作れるか」とおっしゃっていましたが

奥さまに勧められて、挑戦することに。

作っていくうちに、皆様それぞれにこだわりがでてきました。

「みどりの次は薄い黄色その次は・・・」

集中して取り組んでいらっしゃいます。

生地が１周すると裏面にふたをします。

「あっ、はみ出した！」

「ここのところがちょっと足りなかった」

「すきまができちゃった」

「私も・・・」

そして、１時間ほどすると

「出来た！！」

「どうかしら？」

「私もできたよ」「完成！」

「みんな一緒だから、名前を書いておくわ」

全員の方が　完成しました。

「みんな、いいのが出来たね」

「初めは、貼っていくだけなんて物足りないなあって思ってたけど

いろいろ工夫することがあって、楽しかったわ」

「こんなにいいのがで出来たから、他の人たちにも見てもらいたいね」

「そうだ！！どこかに飾ってもらいましょうよ」

「それがいいわ」「お願いね！」

かしこまりました・・・

早速ダイニングの入り口に飾らせていただきました。

夕食に下りてみえた他の入居者様も

「わあ、素敵になったね」

「私も作ればよかった。今度は作るわね」

「いつクリスマスがきてもいいね」

「ホントだあ。ハハハ・・・」

暖かい色使いのリースに笑顔が溢れました。

 

今年一年大変お世話になりました。

これからも入居者様の生活が、快適なものになりますように

お手伝いさせていただきます。

来年もよろしくお願いいたします。

～リバーステージ岩倉　スタッフ一同～

町の中の街路樹も色づき始め、秋も深まってきました。

気がつけば、立冬を過ぎて、暦の上では＜冬＞に入っています。

とは言っても、朝晩は冷え込むものの、有難いことに

昼間は過ごしやすい日が続いています。

 

先月より今月にかけて、３組の方が入居されました。

初めてお食事をされるときには、みなさまにご紹介をさせていただきますが

ゆっくりとお話をする機会がありませんでした。

 

「新しい人たちとお話しできる時間を作って」

「そうですね。いい機会なので、みなさまに声をかけてみましょう」

たくさんの方たちが集まってくださいました。

お顔を合わせることはあっても、

お話をすることが初めての方もいらっしゃるので

まずは自己紹介から。

緊張されているのか、お名前だけになってしまいました。

一巡すると

「みなさまの、趣味や得意なことを教えてください」との声が上がりました。

「私は、趣味が多くて。庭いじりや畑で野菜を作っています」

「いつも熱心にやってらっしゃる。」

「カラオケや山登り　スキーに社交ダンス。外に出てばかりですよ」

「私も、昔、社交ダンスやってました」「私も！」

「自分たちのころは、遊びに行くといったら、ダンスホールだったなあ。

連れがいるときはいいけど、男一人で行くと、なんだか気恥ずかしい思いを

したことを覚えてるよ」

「へえ～」

 

「カラオケは、好きだよ」「私も！」「自分も！」

何人かの方たちから、声が上がりました。

「歌を歌うのは、楽しいよね」

「みんなでいっしょにっていうのがいいんだわ」

じゃあ、一曲唄いますか？

「いいですねえ」

あっという間に歌声サークルが出来上がりました。

「今だけではいかんよ。毎月開いてよ」

「演歌がいいなあ」「昔の歌ではなくて？」

「どんな曲でもいいわ」

 

そして

図書コーナーの前では

「面白そうな本があるじゃない」「どれどれ」

「ホントですねえ」「借りてもいいの？」

「どうぞどうぞ」

「どれにする？」「そうねえ」

読書好きな方も多いことがわかりました。

「私は、こんな能面を彫っていましたよ。」

「あらあ、素敵ね」

「一つの作品を作るのにどれくらいかかるの？」

「仕事をしながらだから、一年くらいかかりましたよ」

 

そのほかにも、紙芝居を読むのが得意な方、歴史がお好きな方など

共通するものもあることがわかりました。

 

みなさまの力をお借りしながら、毎日の生活を楽しんでいただけるように

お手伝いさせていただきたいと思います。

どうぞ、よろしくお願い致します。

１０月に入り、気持ちの良い風が吹くようになりました。

五条川の桜の葉っぱも色づき始めています。

 

ところで、

リバーステージ岩倉では、マンションの入居者様に楽しんでいただくために

２か月に１度、映画鑑賞会を開催させていただいています。

最初は、入居者様だけの参加でしたが、

「もっと大勢で見たほうが楽しいんじゃない？」というご意見をいただき

前々回より、＜小規模多機能ホーム　ライフケア岩倉＞の利用者様にも

ご参加いただいています。

「今日は、どんな話かな？」

「昔、寅さんはよく見たわ」

「寅さんは、嫌いな人おらんわね」

お隣さん同士で会話が弾みます。

「はい、チケットね。これがないと見れないから」

「ありがとうございます。全席自由席です。

お好きな席にお座りください」

 

今回の作品は、男はつらいよシリーズから「寅次郎と殿様」です。

ゲストとして、昔懐かしい俳優さんが出演しています。

 

始まる前に、みなさまに聞いてみました。

「嵐　寛壽郎という俳優さんは、ご存知ですか？」

「は～い、昔よく見たわ！！」

ほとんどの方が全員の方が、手を挙げて答えてくださいます。

「待ちきれないから、早く始めてちょうだい！」

「はっはい！」

「これ、おいしいけど、堅いね」

「そう？よく噛んで食べてよ」

「寅さんもいいけど、これも楽しみだもんね」

いろんな楽しみ方があるようです。

９月に入居された方は

「まさか、ここで寅さんの映画が見れるなんて。

それに、アラカンさんなんて！

昔は、よく映画館に見に行ったもんだよ。

懐かしいわ！」

「ぜひ、またやってよ。頼むね」

 

小規模の利用者様もご参加いただくようになり、

賑やかな映画鑑賞会になりました。

こちらこそ、今後もぜひ、ご参加くださいね。

九月に入り、朝晩涼しくなり、

ずいぶん過ごしやすくなりました。

そして、秋分の日に向かって、

日の出や日の入りの時刻も

少しずつ変化しています。

 

ところで、お話は変わりますが

前回、岩倉の夏祭りの開催に合わせて

入居者様が、手作りのうちわを作製中であることを

お伝えしていました。

今回はその続きで、仕上げまでの様子をお伝えします。

型をとり、スプレーのりで紙とうちわの骨組を

貼り合わせ、ハサミで切り取って出来上がりです。

みなさま、まるで職人さんのように

熱心に取り組んでくださったので、

アッと言う間に出来上がりました。

「形になるといいね」

「どうだね？」

「なかなか素敵ですよ」

「こりゃあいいわ。みんなに使ってもらわないかんな」

「そうですね。ぜひ夏祭りのときに使っていただきましょう」

八月三十日(土）夏祭り当日には、

できあがった手作りうちわを掲示して

お好きなものを選んでいただきました。

「わあ、素敵になったね」

「こうして飾ってみると、雰囲気も違うね」

「このかわいい柄のにしようかしら」

「一つ一つ柄が違うから、迷っちゃうわあ」

「作っているときは、楽しかったから、

来年は、もっとたくさん作って、お祭りで売ってみる？」

「わあ、それもいいわねえ」

「そうしようか！ハハハ・・・」

 

夕食を済まされ、みなさまお祭りの開始を

今か今かとお待ちいただいています

「まだかなあ？」

「もうすぐですよ。」

「屋台で何を買う？」

「そうだねえ。夕飯食べたばっかりだしねえ」

「しまった。少しにしとけばよかった！！」

盆踊りの曲が始まり、いよいよ夏祭りの開始です。

「いっしょに踊りませんか？」

「車いすだけどいいの？」

「どうぞどうぞ」

ご近所のみなさんもたくさん来ていただいて

踊りの輪も大きくなりました。

ちょっと屋台をのぞいてみましょうか

ねぎま・フランクフルト・焼きそば

ヨーヨー釣り　　「ねえこれもらっていいの？」

射的　　「なかなか当たらんなあ」

 

お茶・ビール・お好み焼き

どの屋台もお客様の笑顔があふれていました。

 

こうして、お天気とお客様に恵まれ

今回のライフケア岩倉の夏祭りは、

お蔭様で事故もなく、無事に終了することができました。

参加いただきました、みなさま　本当にありがとうございました。

今後とも　ライフケア岩倉　リバーステージ岩倉では、

入居者様　利用者様　そして地域の皆様に　喜んでいただけるように

職員一同　がんばっていきますので、どうぞよろしくお願いいたします。

 

ライフケア岩倉　リバーステージ岩倉

職員一同

 

 

残暑厳しき折、皆様お変わりありませんか？

 

立秋も過ぎて、暦の上では、すでに秋に入っています。

大きな台風がゆっくり通り過ぎた後、

耳を澄ますと、蝉の鳴き声も、アブラゼミのほかにも

ヒグラシの鳴き声も聞こえてきます。

そして、夜になるとコオロギなど虫の音も・・・

少しずつ季節は、進んでいるようです。

 

とは言っても、まだまだ暑い日が続いています。

そんな暑さを吹き飛ばそうと

ライフケア岩倉およびリバーステージ岩倉では、

８月３０日(土）に夏祭りを開催させていただくことになりました。

ある日の昼食時にそんなお話を入居者様にお話しすると

「準備が大変だね。私たちにも何かできることはないかしら？」

「本当だ。何があるかねえ」

「盆踊りはやるの？」「屋台はある？」

「あっ、そうだ。うちわは？」

「うちわ？どうするの？」

みなさんで作ってみますか？

「いいわねえ！うちわにしましょう」

うちわ作りが始まりました。

まずは、障子紙をうちわの大きさに切るところから始めます。

「ここに絵を描く？」「絵なんて書けんわ」

「どうせなら、きれいなうちわがいいなあ」「簡単にできるのがいいなあ」

相談の結果、簡単にできる＜折り染め＞という方法を

試してみることになりました。

「こんな感じに折っていけばいい？」

「そうですね。きっちりしてなくて大丈夫なようです」

「あら、ホント！それは助かるわ」

あっという間にうちわの骨の分だけの数が準備できました。

いよいよ紙に色をつけてみます。

「どんな色がいいかしらねえ？明るいほうがいいわね」

「赤と黄色と緑と青と・・・・」

絵具を水で濃いめに溶きます

紙の角を液につけて・・・

「なんか楽しそうなことやってるね」

「ちょっとお邪魔しますよ」

「ご一緒にどうぞ」

「へえ～、開くとこんな風になるの？」

「なかなかいいねえ」

「今度は、この色にしてみようか」

「どうしたら、この部分に色がつくかなあ。」

「いろいろやってみたら」

「そっち開いてみて」

「わかった」

男性陣が色をつけて、女性陣が開くという役割が

自然に出来てきました。

「どんな模様になるか楽しみだわ」

開くまでどんな風になるのかわからないので

なんだかワクワクします。

「ほお～」思わず驚きと感激の声がでます！

 

さてさて、これで終わりではありません。

「これをうちわの形に切って、貼っていくんだろ？」

そうなんです！！！

夏祭りの様子やどんなうちわができたのかは

次回のお楽しみにしておきましょう。

 

まだまだ暑い日が続きます。

みなさま、夏バテしないようにご自愛くださいませ。