12月に入り、北風の寒さが身に凍みるようになりました。
季節が駆け足で、進んでいるようです。
五条川の桜並木もついこの間まで、真っ赤に色づいていましたが、
今では、すっかり落ち葉となってしまっています。
話は、先月に戻りますが、
11月21日(木) リバーステージ岩倉では、
入居者の皆様に桜の紅葉を見ながら、お抹茶を召し上がって頂こうと
秋のお茶会を開催しました。
今回は、野点傘と赤毛氈でお茶席の雰囲気を演出してみました。
「あらあ、なかなか洒落てるわね」
「雰囲気が出るわ」
皆様、野点傘の下へと集まってこられます。
不慣れな職員が、お茶をたてていると
「こりゃ、いかんわあ。泡がたっとらん。」
と、ご指導をいただき、
「難しいですねえ」と悪戦苦闘の職員。
「どれ、わしがやってみるわ」と男性の入居者様が、
見るに見かねて、お茶をたて始められました。
しかし・・・
「上手くいかんなあ、まあ、これは自分で飲んでおくわ」
見るに見かねて、心得のある方が、
「お抹茶やお湯の量は、これくらい。
そして、コツは何と言っても手首を素早く細かく回すこと!」
と、ご指導してくださいます。
そして、「あなたたちもどうぞ」と職員の分をたててくださいました。
今回、用意した和菓子はその名も「紅葉」
窓の外の景色を眺めながら、お抹茶を頂きます。
「景色も和菓子も素敵だわ」
茶道の心得が無いからと遠慮気味だった男性も
「気軽な感じで、こういうのもいいね。
また誘ってよ」
入居者様同士の会話も弾みます。
「もう、秋も終わりだね」
「ホント。桜の葉っぱも今に落ちてしまうわ」
「早いもんで、今年も残り少なくなってきたし」
「年賀状書いてる?」
「昔は、木版画を彫ったりしてましたよ」
「私は、ワープロで作ってましたよ」
「へえ~」
お話は、尽きないようです。
そして、最後には
「今日はどうもありがとう。楽しかったわ」
「また、こういうのやってね」
今年一年、大変お世話になりました。
リバーステージ岩倉での生活が入居者様にとって、
より良きものとなるように
来年もお手伝いさせて頂きたいと思います。
皆様、どうぞよろしくお願いいたします。
よいお年をお迎えください。
リバーステージ岩倉職員一同