立春も過ぎて、暦の上では、もう春になりました。
そうは言ってもまだまだ寒い日が続いていますが、
日差しにはぬくもりをを感じるようになり、少しだけ
春を実感するようになってきました。
2月9日(月)手芸がお好きな女性の入居者様が
かわいらしいお雛様を手作りされました。
出来上がりは、こんな感じです。
発砲スチロールの球とガチャポンの空き容器を使用します
「これをどうするの?」
「それは、後ほど使用しますよ。まずは、こちらから」
ガチャポンの容器に小さく切った縮緬の生地を
貼りつけていきます。
「簡単に貼っていけばいいかと思ったけど、細かくて
根気がいるね」
「きちんと貼っていきたいんでけど、どの向きがいいかしら?」
「貼るだけにしておいてくれたから、助かるね」
しばらくすると、形になってきました。
「上の部分は、頭で隠れるので、すべて貼らなくても
大丈夫ですよ」
「ああ、よかった。布が足りないと思って心配しちゃった」
「私もよ~」
「髪の毛をつけましょうか。」
「黒のフェルトね。このあたりに接着材をつければいいのかなあ」
「そうですね」
「あっ、ひっくり返すの忘れた」
「あらまあ。今ならまだ大丈夫なんじゃないの?」
「やってみましょ」
「襟をつけるのが難しいわ。案外やりにくいよ」
「あわせって、男と女と違ったよね?」
「どちらが上だったかしら?」
「出来たよ。ちょっと難儀だったけど
こうして出来上がるとかわいいもんだねえ」
「あらあ、手早いわねえ」
「だって、しゃべらんと一生懸命作ってたもの」
「そうだね。ハハハ」
作り始めてから1時間15分ほどすると
全員の方が出来上がりました。
「出来たねえ」
「これどうする?」
「どうするって、自分の部屋に飾っておくんでしょ」
「折角がんばって作ったんだから、他の人たちにも見てもらいましょうよ」
「そうね」
「この辺でいいかしら?」
「窓際なら、前を通る子供たちにも見えるかもしれないわね」
「いいですねえ」
「こうしてみると、同じようでも作った人の個性がでるね」
「ほら、私のは、首をかしげているでしょう」
「よくわかっていいじゃない」
細かい工程でしたが、皆様が一生懸命集中して作られた作品です。
春の日差しを浴びながら、もう少し飾らせていただきます。